No.10 リビングでお花見 芽吹きの春を五感で味わう、カラフルな桜献立

Recipe01 海の幸と花れんこんのちらし寿司

材料(4人分/重箱2段分)

作り方

  1. (1) 炊きたてのごはんにすし酢と白いりごまを混ぜ、冷ましてから重箱に詰める。
  2. (2) 卵は割ほぐして塩を混ぜ、サラダ油少々(分量外)を熱したフライパンで薄く焼いて、細切りにする。
  3. (3) れんこんは皮をむいて花型になるよう切り込みを入れる。鍋に入れ、ひたひたの水と酢少々(分量外)を加えて、柔らかくなるまでゆでて冷ます。
  4. (4) にんじんは桜の型で抜き、柔らかくなるまでゆでて冷ます。
  5. (5) 絹さやは筋を取って斜め半分に切り、端が桜の花びらの形になるよう切り込みを入れたら、さっとゆでて冷水に取る。
  6. (6) (1)の酢飯に(2)を広げ、(3)~(5)と刺身を彩りよく盛りつける。

point 盛り付けは、刺身→れんこん→にんじん→絹さやと、大きいものから順番に入れると立体感が生まれます。

  1. (5) 蓋にふきんを巻いて水蒸気を吸わせることで、水滴が落ちて卵液に穴が開くのを防ぎます。

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Recipe02 桜プリン〜苺の白玉と抹茶ソース

材料(4人分)

作り方

  1. (1) あさりは砂出しをして、殻同士をこすり合わせて洗う。鍋に酒と一緒に入れて蓋をし、殻が開くまで加熱したら取り出す(鍋の煮汁は取っておく)。飾り用のあさり6個は殻ごと置いておき、残りは殻から身を外す。
  2. (2) 卵を割りほぐし、(1)のあさりの煮汁と水を加えて合計600mlにする。よく混ぜてからザルで漉し、*Aを加えて混ぜる。
  3. (3) 深皿に、(1)のあさりの身、5mm幅に切った生麩、(2)の卵液を入れる。卵液は、器の縁から2cmくらい下までを目安に。
  4. (4) 器が丸ごと収まり、蓋ができる大きさの鍋かフライパンに湯を沸かす。湯の量は、器の1/3くらいの高さが目安。
  5. (5) (4)の鍋に(3)をそっと入れ、ふきんを巻いた蓋をして強火で5分、その後、弱火で10分蒸す。いったん蓋を開け、飾り用のあさりと生麩をのせたらさらに5分蒸し、ざく切りにした三つ葉を添える。

point 茶碗蒸しは強火で加熱すると鬆(す)が入ってしまうため、弱火でじっくり火を通すのがコツです。

  1. (5) 蓋にふきんを巻いて水蒸気を吸わせることで、水滴が落ちて卵液に穴が開くのを防ぎます。

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Recipe03 桜プリン~苺の白玉と抹茶ソース

材料(4人分)

作り方

  1. (1) 粉ゼラチンは小さじ4(分量外)の冷水と混ぜ、10分ほど置いてふやかしておく。
  2. (2) 桜の塩漬けは10分ほど水にさらして塩抜きし、花びらだけをちぎって牛乳、生クリームと一緒に小鍋に入れる。
  3. (3) (2)を弱火にかけ、ゆっくり混ぜながら加熱する。鍋の縁がふつふつと沸いてきたら火を止め、砂糖と①のゼラチンを入れて溶かす。
  4. (4) (3)を冷ましてからグラスに注ぎ、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。
  5. (5) 苺白玉を作る。苺を手でつぶして白玉粉に加え、耳たぶくらいの硬さになるまで水(分量外)を加えてこねる。8等分して丸めたら熱湯でゆで、浮いてきたら冷水に取って冷ます。
  6. (6) 抹茶ソースの材料は混ぜて冷ましておく。
  7. (7) (4)の桜プリンが固まったら、抹茶ソースを注ぎ入れて苺白玉をのせる。

point ゼラチンは一度沸騰させると固まらなくなってしまいます。必ず火を止めてから加えて。

  1. (3) 牛乳と生クリームは沸騰させると膜が張ってしまうので、弱火でゆっくり加熱を。(5) 苺の水分が足りなければ、水を少しずつ加えて白玉の硬さを調節します。

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ワンポイントレッスン フードコーディネーターの蓮沼あいさんが伝授します!

デザートの桜プリンを瓶に詰めて、ゲストのお土産に。

上記で紹介した桜プリンは、生地やソースを余分に作っておいて、空いたジャム瓶などに入れれば立派なお土産になります。その際、抹茶ソースもゼリー状にして固めると、持ち運んでも崩れにくくなるのでおすすめ。粉ゼラチン1gを冷水でふやかして抹茶ソースに加え、固まったプリンに流し入れて、再び冷やし固めればOKです。

抹茶ソースは液状なので、そのまま持ち運ぶとプリンの生地と混ざってしまいます。ソースにゼラチンを加えるだけのちょっとした手間で、美しいままキープできるので、
他のデザートにもぜひ応用してみてください。また、クラフトの紙袋に木のスプーンを添えるだけで、簡単におしゃれなラッピングができますよ。

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