家族の時間を大切にする方に
新しい”気づき”を得られる好立地。

市内有数の広大な敷地を持つ明徳公園に隣接し、南側には第一種低層住居専用地域が広がる高台に位置し、広い空と陽光に恵まれたこの場所は、他では得がたい価値を提供できる立地であると思いました。「藤が丘」駅周辺が持つ賑わいや華やかさ、利便性を享受しながら、自然豊かで開放的なプラスαの環境をも得られるという新たな“気づき”がある場所です。この魅力を、子育て意識の高いご家族へ、新しい選択肢として目を向けていただきたいと思いました。

そのような立地での商品企画にあたりイメージしたのは、『流行を追うよりも、“自分らしさ”を大切にしている方』です。子育てや教育、夫婦各々の趣味など、家族の時間を大切にしながら、自分を含めた家族の生き方や、ライフスタイルの実現に重きを置いて価値判断をするご家族、そんな方々の理想の住まいを描き、実現しました。

広さと気持ちの２つの『余裕』を
自然と一体になる空間で創出する。

立地特性やお客様設定を踏まえて、今回のプロジェクトテーマは、『流行りではなく、自分らしく家族との時間、自分の時間を設計できる住まい』と決定。設計コンセプトは『余裕（ゆとり）の創出』としました。広い平均面積や収納率による空間的な『余裕』は暮らしやすさをもたらし、環境から得られる気持ちの『余裕』は子どもの教育にも良い影響を与えます。物理的な『余裕』と精神的な『余裕』。この2つを良いバランスで設計することを心掛けました。

さらに、意匠設計へブレイクダウンさせたデザインコンセプトは『自然を魅せる建築美』というメッセージとなります。隣接する明徳公園や周辺環境から自然や緑を享受するだけではなく、我々側からも、この環境に緑・自然を還元していきたい。この想いを共有しながら基本設計を進めました。

「自然が主役」のマスターデザイン

外観デザインでは、眺望とプライバシー性のバランスを考慮したデザインを施し、素材を選んでいます。ルーフバルコニーの手摺ガラスには、眺望を得られる主の方向に透明ガラスを選定いたしました。

「隠れ家」のようなエントランス

エントランスは、南面に大きな門構えを設けるのではなく、住まう方を穏やかに迎え入れることを重視した帰路に寄り添う東側に設置。高原別荘のような「隠れ家」をイメージした配置としています。

自然を感じられる素材を

公園にすぐ出られる
「パークサイドゲート」設置

敷地出入口は、住まう方々の生活をイメージして数か所設置。隣接する明徳公園への住戸からのアクセスを考え、パークサイドゲートも設けました。

専用の柱を追加して設計した
サブエントランス

駐車場から住棟への出入口となるサブエントランスは、車での外出時に、車の出庫を待つお子様が「屋内」で待てるように、専用の柱を追加して広さを確保した設計にしています。私たち矢作地所は、住まう方が快適に暮らしていただくために必要と思われるプランは、たとえ設計的な手間がかかる仕様であってもご用意したいと考えています。今回の「余裕（ゆとり）の創出」というコンセプトに基づき、こういった細部にまで配慮しながら設計いたしました。

街に緑を還元する植栽計画

敷地外周には、低木ではなく、中高木を配置。住まう方にとってはもちろん、近隣の街の方へ公園の潤いに調和した風景を提供し、外構からも「余裕（ゆとり）」を感じていただける設えとしました。