季節の花々や緑があふれる江南の街を歩くと、あちこちの公園から親子のにぎやかな笑い声が聞こえてきます。
都心と比べて外で遊ぶ機会が多いからか、子どもたちはもちろん、親たちの表情ものびのびとした雰囲気。休日は青空の下で思い切り遊んだり、季節ごとのお祭りやイベントに出かけたり…。
愛着のある街で家族と一緒に過ごす時間が、子どもたちのとっておきの想い出になる。そんな喜びをもたらしてくれます。
休日は早起きして、すがすがしい空気に満ちた木曽川堤をランニング。午後は愛車でドライブしながら、郊外の穴場なカフェを開拓したり、新居の食器やグリーンを探しに行ったり。各地で催されている朝市で採れたての地元野菜を調達して、夫婦でクッキングするのも新鮮です。
都心では思いつかなかった共通の趣味や新しい興味が生まれ、住むほどに楽しくなる暮らし。それは、都心の喧噪から離れ、ゆっくりと時間が流れる街だからかもしれません。
悠々と流れる木曽川の南に面した江南市。名古屋から特急で直通で17分*と利便性の高いエリアでありながら、どこか懐かしい街の面影と豊かな自然が残り、心をなごませてくれます。
江南駅付近には大型スーパーやドラッグストア、書店、小・中学校などがコンパクトにまとまっており、生活は快適そのもの。利便性と暮らしやすさ、そして自然に恵まれた環境を兼ね備えたエリアとして、小さな子どもを持つ若い世代にも人気です。
車を少し走らせれば、多彩なグルメやショッピングを楽しめる江南の街。カフェ・洋服・グリーンなどを組み合わせたライフスタイルショップや、フランス仕込みの焼き菓子専門店など、足を伸ばして行きたいショップも多く、1日では回りきれないほどです。
また、自然を間近に感じられる緑地公園や、桜に藤、アジサイといった花の名所も豊富。採れたての産直野菜が並ぶ「まんだら青空市」など、地元色豊かな催しもあります。
愛知県の北端に位置する江南市ですが、実は名古屋までのアクセスは名鉄特急直通で最短17分。名鉄江南駅は特急を含むすべての電車が停まるため、慌ただしい通勤時もスムーズそのもの。名駅・栄でのショッピングなど、思い立った時にすぐ出かけられます。また小牧IC、一宮IC、岐阜各務原ICまで車で20分程度なので、どこへ行くにもアクセス抜群。
「娘が通っている小学校、各学年に4~5クラスあるんです。都心では1~2クラスという学級も珍しくないですよね。江南に移り住む若いファミリー層が増えているのかな、という印象があります」。
5年前、2人の子どもを育てる場所として江南を選んだKさん。今あらためて、子育て環境に恵まれた街だと実感しているそうです。「子どもの数が多いと幅広い友達をつくれるし、親同士の接点も増えて自然とコミュニティが広がるんです。私の妻も、ママ友達とあちこちランチへ行ったり、リトミック教室に参加したりと楽しんでいます。近所づきあいが根付いていると、やはり子どもを育てる上で安心感がありますね」。江南の中心部には、緑あふれる公園や子どもと一緒に行ける飲食店が充実しており、子育てライフを支える環境が整っているのも魅力のようです。
名古屋近郊で働くKさん自身は、名古屋駅まで約20分という便利さにも価値を感じているのだそう。「平日は通勤ストレスを感じることなく仕事ができ、休みの日は自然豊かな江南で子どもたちとのびのび遊べる。この街だからこそ実現できたライフスタイルだと思います」。
江南市の布袋地区で生まれ、家を建て替えた今も同じ地区に住み続けているOさん。現在は、長男一家との二世帯住宅でにぎやかな毎日を送っています。休日は孫たちと愛犬3匹を連れて蘇南公園へ行ったり、家族みんなで食事に行ったりするのが楽しみなのだそう。
15歳の高校入学から定年まで、45年以上も名古屋へ通う毎日を送ったOさん。1度も都心へ引っ越そうと思わなかった理由は、「交通の便がよいこともありますが、やはり落ち着いて暮らせる静かな住環境ですね」と話します。仕事柄、東海4県はもちろん全国の街並みを見てきた中で感じたことがあるそう。「江南市は、便利な大型店やスーパーが揃う一方で、下町風情の残る商店街や、昔ながらの趣きを残した通りがあります。そこが、近代化されてどこか無機質なイメージの街との違い。疲れて帰ってきても気持ちが切り替わり、ホッとできるんです」。
掲載されいている情報は、2014年3月取材時のものとなります。