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LIVING ROOM01 ソファ選びからはじまる、部屋づくり

まずは、部屋の中でどんな時間を過ごしたいかをイメージしましょう

部屋で過ごす時間というのは、現代人にとって生活の中で安らぎを得られる掛け替えのない時間です。どんな家具を選び、コーディネートすれは良いのか?イメージの湧かない人が多いようですが、実はすごく簡単です。まずは、“部屋でどんな時間を過ごしたいのか?”イメージしてみてください。「夫婦でゆったりした時間を過ごしたい」「週末には気心の知れた友人とホームパーティーを開きたい」また「大好きな趣味を一番近くに感じられる部屋」など、ライフスタイルの数だけインテリアコーディネートがあります。部屋の中でどんな過ごし方をしたいのかが決ばれば、どんな家具を選び、どんなインテリアコーディネートをすれば良いのかが明確になります。

ソファ選びで失敗しない4つのポイント

色や形などデザイン性に気を配って選ぶのは当然ですが、座り心地にも重きを置いてソファを選びましょう。以前はソファと言えば来客用の置物という存在でしたが、今は“いかにくつろげるか?”ということが大切です。柔らかいのか?硬いのか?深いのか?浅いのか?ソファの座り心地はそれぞれ異なるので、インテリアショップで実際に座ってみて、自分の好みの座り心地を確認してみてください。また、座るだけでなく、ソファの上で横になったり、あぐらをかいたり、背中をもたれたり、普段の使い方も試してみましょう。ソファで過ごす時間が一番長いと思うので、ソファは慎重に良いものを選びたいですね。

  • POINT1 【サイズを選ぶ】 部屋の大きさやレイアウトに合ったサイズ、また部屋の中でどう過ごすかをイメージする。
  • POINT2 【デザインを選ぶ】 シンプルで部屋との調和を保つものや、個性があり部屋の中で存在感を放つものなど。
  • POINT3 【座り心地を選ぶ】 柔らかさや深さなど、実際に座ってみて自分の好みを確かめましょう。
  • POINT4 【色や生地を選ぶ】 ソファや部屋の印象を一番大きく左右します。汚れたら交換できるカバーリングタイプがオススメ。

ブラウンの3人掛けソファが定番最近は、低くて奥行があるソファが人気!

どんな部屋にも合わせやすいブラウン系の3人掛けソファが圧倒的に人気ですが、以前に比べるとブルーといった寒色系の注目度も高まっています。また、奥行きがあり、座面が低く床に近いソファも売れています。素材は、レザーとファブリック(布地)という選択肢があり、レザーはファブリックに比べると高級感があるのはもちろん、経年変化も楽しめて比較的長いスパンで使用することができますが、私はファブリックのカバーリングをオススメしています。“くつろぐ”という点に関しては、やはりこれに勝る素材はありません。季節や気分によって布地の色や素材を交換することが可能ですし、クッションなどで簡単にアクセントを付けることもできます。

どんなソファを選ぶかによって部屋の印象は大きく変化します。

【低くて奥行きのあるソファ】床の上ではなく、ソファの上であぐらをかいたり、寝転がったりしてくつろぐには最適です。

【ブルーなどの寒色系ソファ】リゾート感溢れる寒色系のソファは、部屋のアクセントを与えてくれると共に清涼感も演出してくれます。

【木枠を使ったソファ】クッションが外せるため清潔感があり、インテリアとしても部屋の中で調和が取りやすいソファです。

誰でも簡単にできるスタイリッシュな部屋のコーディネート

まずソファ以外の家具を選ぶ際に気を付けてほしいポイントは、床材に合わせて家具を選ぶことです。木材にはウォールナットやメープル、チェリー、オークなどさまざまな種類がありますが、床材と家具の木材を合わせることによって、調和の取れたスタイリッシュな部屋を誰でも簡単にコーディネートすることができます。また、部屋を広く見せたいのであれば、家具の高さをできるだけ低く押さえてください。特にソファに関しては、男性はハイバックを好む方が多いですが、できるだけ低くした方が圧迫感もなく広くてスッキリした部屋の印象に見えますし、当然ローテーブルを選んだ方が天井も高く感じるかと思います。

家具の高さを押さえることによって、広くてゆったりした印象を与えることができます。

木材の種類だけでなくファブリックを統一することによって、さらに調和が取れた空間になります。

レザーのソファであれば、ペットの爪でも安心です。高品質な革の経年変化を楽しんでみてください。

開放感のある部屋のコーディネートによって、家族と過ごす時間もより上質に感じられます。

明暗を付けた照明計画で部屋の中に奥行きを作る

一般の方は軽視しがちですが、部屋の印象を良くするために、とても大切なのが光の存在です。昼間の光はマンションの向いている方向や立地で決まってしまいますが、夜の光は人工的に作れるものなので、光の当て方にこだわるだけで、部屋の印象は劇的に変化します。一般的には天井にシーリングなどで蛍光灯を設置して、全体照明で均一に明るくしてしまうことが多いですが、明暗を付けることによって部屋の中に奥行きが生まれてきます。食卓テーブルには昼光色の料理が美味しく見える光を、本を読むソファでは本を読む所にだけ光を当てるなど、用途に合わせた照明計画が必要不可欠です。

デザインと機能を兼ね備えた家具を選ぶことによって、日々の生活がおだやかで快適になります。

カーテンなどで窓周りを彩るウインドウトリートメントという考え方

部屋の視界の中でも特に大きな面積を専有するカーテンも、部屋の印象を左右する要素です。一般的に、カーテンは裾を擦ってはいけないとか、2枚襞(ひだ)でなければいけないとか、そういった固定概念がありますが、私たちはウインドウトリートメントという表現で、“窓周りを彩る”という考え方を推奨しています。シャープなスタイルを好む方には、シェード(機械で上に上げるカーテンの総称)やバーチカルブラインド(縦型ブラインド)、もう少しソフトに見せたい方は質量のあるファブリックを選んでもらえれば、窓周りを使って日本ならではの四季を演出したり、部屋のイメージを簡単に変えることも可能です。

ソファや壁と同系色を選ぶのか、存在感を持たせて遊ぶのか、カーテン選びは非常に重要です。

OWNER'S PROFILE

鶴田 浩  /  REAL Style  代表取締役

地域の生活文化の向上をめざし小物から家具、建築、街づくりに至るまでを提案するスタイルショップ「REAL Style」を名古屋市中区にオープン。更に“10年後の日本のものづくりの為に”と大義をもってNPO法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクトを立ち上げ、日本のものづくりの継承と発展の為、日夜活躍中。

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2024.03.24
〈バンベール有松〉おかげさまで完売いたしました。多数のお問い合わせをいただき、誠にありがとうございました。
2023.10.19
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