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GREEN LIFE01 今日からはじめる 癒しのグリーンライフ

名古屋・栄に店舗「deja-vu」を構える、グリーンアドバイザー奥村さんに聞きました。

都会で生きる人にとっては欠かせない、グリーンを取り入れたライフスタイル。でも、どのようにグリーンと向き合っていいか?分からない人も多いかと思います。そんな人のために、名古屋・栄に店舗「deja-vu」を構え、グリーンアドバイザーとして活躍する奥村一繁さんに、お話を聞いてきました。

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グリーンが近くにある、それだけで癒し効果が得られます。

部屋にグリーン(緑)を置くことによって得られる一番のメリットが癒し効果です。無機質なお部屋の中にあって、自然そのものが近くにあり、視界の中に入ってくることで、居心地が良くなります。また、当然ですが、緑も動物と同じ生き物です。ペットと同様に自然の物は育てているうちに愛着が生まれ、育てることの楽しみも同時に感じられるはずです。生きている物が近くに存在していること、それだけで優しい気持ちになり、ホッとできる空間を作ることができます。

グリーンを選ぶためのポイント

グリーンを選ぶ際、一般的には見た目で選ぶ人が多いです。この考え方も間違いではないですが、家族構成、グリーンを置く環境、そして最後にイメージで選んでもらうことを推奨しています。例えば、小さな子供がいる場合、トゲのある植物などは不向きですし、鉢の中にある石を誤飲してしまう可能性もあります。また、一部の樹種の樹液がかぶれることは、あまり知られていません。まずは家族構成を意識しながらグリーンを選べば、長く付き合っていけるはずです。

  • POINT1 【家族構成で選ぶ】 子供がいる家庭では、どんな葉の形状なのかを意識し、倒れにくく背の高いグリーンを選ぶ。
  • POINT2 【グリーンを置く環境で選ぶ】 日向に向いている植物、日陰に向いている植物があります。日陰に向いている植物の方が万能性があり育てやすい。
  • POINT3 【イメージで選ぶ】 庭木のような存在感で大きく育てたいのか?盆栽のようなイメージでさり気なく置きたいのか?今後のグリーンとの向き合い方を考慮すると、失敗しない。

植物の育成環境に配慮しながら、
目線の高さに合わせた配置がオススメ

キッチン周りは、ガスコンロやレンジなど温度が高くなる要素が多く、植物にとってはあまり良くないので、配置に注意が必要です。また、油などが飛び散りやすい事を考え、メンテナンスのしやすい葉が細かすぎない種類を選ぶのがオススメです。

洗面台などは置くスペースが限られているため、できるだけコンパクトなグリーンがオススメです。また暗くて植物の育成に最適ではない場所であっても、朝起きてリビングに移動させ、夕方になったら、再び元に戻すということでグリーンを置くことが可能です。

フィカス ベンガル オンコクラタ

グリーンを配置する際に意識してもらいたいのが、生活していく上で、動く場所なのか?留まる場所なのか?という事です。例えば、ダイニングであれば、椅子に座るので、留まる時間がありますよね。その目線に合わせてグリーンを配置するのが良いかと思います。あとは、植物の育成にとって最適な場所であるかということも大事なポイントです。

ベッド周りは奥行きが狭い場合が多いため、奥行きがあまりなく横に広がる植物をチョイスするのがオススメです。マイナスイオンを発生させリラクゼーション効果のあるサンセベリアなどがオススメです。

また、よく勘違いされている人が多いですが、特に誤解を受けている置き場所が「窓際」です。冬場は太陽の光を当てようと窓際に配置しがちですが、植物は急激な温度変化に弱いので、窓際に置く際は、カーテンで窓からの温度を遮断し、50cm以上離した場所に置いてもらいたいです。また、マンションの構造的に、ついつい壁や角のスペースに配置しがちですが、植物にとって空気の流れというのも大事な要素。その点も考慮すると、植物の育成環境に良いかと思います。

  • カランコエ
  • 子供が生活する環境にはストレス解消のため、グリーンを置く事は非常に良いことだと思います。また生き物の存在を近くに感じられることで、色々なことが学べると思います。枯れにくく子供でも育てやすい多肉植物がオススメです。

植物が人にもたらす効果について

人の視野に占める緑の割合の指標として緑視率というものがあります。視界の中に占める緑の割合が15%~25%というのが、人間が一番リラックスする事ができ、コンディションが向上すると言われています。最近ではヒーリング効果で、健康的かつ若返り要素もあり、病院やオフィスなどでも観葉植物が置かれているケースが増えています。また、街を歩いたりお店などに入っても、様々な場面で緑を見かけることが多いですよね。そして、その場所には緑があったというイメージだけは残りますが、具体的にどんな種類の植物だったとか、具体的なことは覚えていないことが多い。この何となくというか、無意識に緑の存在を意識してしまうのがグリーンの魅力であり、植物だけが持つ力であると思いますし、公園や神社には緑があることによって、その場所の独特の空気感が作られていると考えています。

OWNER'S PROFILE

奥村一繁  /  deja-vu inc. 代表取締役

グリーンアドバイザー。女性にお花を贈るのが好きだったのをキッカケに、お花の販売・配達・アレンジメントフラワーを手掛ける会社を24歳で起業。設計の仕事をしていた経験を活かし、店舗のディスプレイ等も手掛け上質な空間を彩る。名古屋・栄のお洒落ストリートを1本中へ入った、車だと通り過ぎてしまいそうな隠れ家的存在の場所に店舗「deja-vu」を構え、店内にはこだわって仕入れたお花や観葉植物や花器がラインナップ。豊富な植物の知識を活かし、花束やアレンジメント、生花のディスプレイまで植物に関するすべてをコーディネート中。

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